7月19日(水)に、秋田県の障害者就労支援施設小又の里において、職員全員を集めた研修会が開催され、戸原が講師として招かれました。きっかけとなったのは、3月に開催されたセルプ協の「社会就労センターにおける工賃向上について学ぶ実践報告セミナー」でした。この冒頭で話した講義が瀬田川理事長に評価いただき、お声がけいただいたというわけです。
若い頃に約20年間、障害者就労支援施設に勤務していたとはいえ、現在は完全なる部外者。そんな私が「就労支援の在り方〜職員に求められるものは何か」というテーマで話すのはとても気が引けるのですが、ここ6年にわたって全国の障がい者施設を取材しながら、さまざまなことを考えてきたのも事実。工賃向上を実現している先進事例を紹介することで、関係者の意識向上に少しでもお役に立てれば幸いです。
素晴らしい実績を残している施設には、すべて共通項があります。それは、事業を牽引する人の本気度がスゴイということです。今回もまたそんな事例の数々をたくさん取り上げ、解説を加えさせていただきました。具体例を元にお話しさせていただいているので、おかげさまで参加者からはわかりやすいと好評でした。これからも機会があれば全国どこにでも出かけて行って、ステキな施設の存在を多くの関係者に広めていきたいと思います。
さらに昨日。セルプ協事務局から久しぶりに連絡があって、10月に開催される課題別専門研修会の講師を依頼されました。前回の講義参加者アンケートから「工賃向上に必要な4つのチカラのお話が大変勉強になった」「時間がとても短く感じた、もっと聞きたい」というような意見が数多く、大好評をいただきましたので、再度お願いしたいというもの。いやいや、これほどうれしいことはございません。
「こんなにあったスゴイ施設」「工賃向上に必要な4つのチカラ」に続く、セルプ協での講義の第三弾。さらに新しい切り口で、今度は少し挑戦的な内容にしてみようかな?と、今から内容を考え始めています。今のところ思いついたアイデアが、「スゴイ施設とダメな施設」。工賃向上を唱える前に、一般企業と比較してどれほどあなたの組織がおかしいのか。まずは自己点検を行ってくださいという提案ですが、少し危険すぎるかなあ?(笑)。