フィットネスプログラムを岩手県で実施決定‼

Kプランニング

Kプランニングが2年前から構想してきた障がいのある人に向けたフィットネスプログラム。はるはる福祉会のキックオフイベント(富岡蔵・酒井蔵)や、生活介護事業所・陽(ひなた)でのイベントでも実施して好評を博してきましたが、この度ついに県外からも実施要請が届きました。

主催者は、岩手県一関市にある社会福祉法人平成会。先日のグループホーム歩(あゆみ)開所イベントに理事長の塚本さんが参加され、フィットネスの体験をしていただいたことがきっかけで、毎年実施している保護者会の勉強会プログラムとして「フィットネスプログラム&福祉講演会」を提案していただいたのです。

私がホリデイスポーツクラブに日参していた頃に、人気インストラクターの一人だった鹿倉直子さんという女性をスカウトし、「スタジオプログラムの熱気を福祉の世界に持ち込みたい」という夢は少しずつ実現しつつあるものの、まだまだ舞台が小さすぎると思っていたのも事実。しかし今回は、平成会という大法人(10カ所以上の障がい者施設を運営する岩手県内屈指の法人です)とその保護者会が企画するイベント。参加者数も100人規模のものになります。ここで利用者、保護者、高校生ボランティアを相手にいつもの楽しいプログラムを実施できれば、大きなステップになることは間違いないでしょう。

今回はフィットネスプログラムだけでなく、冒頭に私の福祉講演会も実施することになりました。いつもは就労系施設の職員向けの工賃向上研修会を行っている私ですが、「ありのままの姿で良しとされる世界を目指して」という保護者向けのお話しをさせていただくことにしました。これは、以前『働く広場』のエッセイでも記したテーマの一つであります。『はるはる日記』でも描いた内容です。

障害のある人たちが不自由な身体を駆使して苦手な作業をするのではなく、天性として持っている才能を使うだけで立派な仕事になる世界。存在そのものが価値であり、地域の人たちから必要とされる世界。それはまさに、彼らが「ありのままで良しとされる世界」の実現なのです。

「地域共生社会の中心的な役割を、障がいのある人たちに担ってもらうこと」が、私が掲げている理想です。福祉の専門家だけでなく、多様な職種、多彩な能力を持った支援者を集めることで、それは初めて可能になる。これまでの発想では、考えもつかなかった人材の発掘。福祉の世界など、まったく無縁だった人材の勧誘。彼らを障害のある人たちと交えることで、革新的な化学反応が生じるはずだと私はずっと考えてきました。

岩手県の平成会で実現する「福祉講演会&フィットネスプログラム」は、それをきっと証明することになるでしょう。今から3月のイベントが待ち遠しいです。

フィットネスプログラムチラシ