1月13日(木)に、八戸市社会福祉協議会からの3度目の依頼でリモート講義「福祉ハザー必勝法」を開催しました。昨年春に全国セルプ協から発行された冊子「ナイスハートバザール成功のためのヒント」を元に話す、実践的な講義です。この冊子は、戸原が企画・取材・執筆・デザインまですべて1冊丸ごと請け負って完成したもの。冊子が制作された背景や、書き切れなかった裏話まで、作者として存分に語り尽くしました。
そもそも私は30年前に、セルプ協(当時は中央授産事業振興センター)が厚生省(当時)から請け負っていた全国の授産施設製品のアンテナショップ・パレットの担当をしておりました。「ナイスハートバザール成功のためのヒント」は、当時一緒に働いていた加瀬さんという名物おばちゃん(失礼!)店長と共に実践してきたノウハウを、すべて理論的に書き込んだものなのです。冊子には、全国で開催されてきた直近7箇所のナイスハートバザールの紹介もしているので、福祉バザーを実施する上でとても参考になると自負しています。
全国の工賃好事例を紹介する講義プログラム「工賃向上に必要な5つのチカラ」も、多くの参加者から好評をいただき、今なお各地からの実施要請が続いていますが、今回の「福祉ハザー必勝法」もそれ以上の反応でした。主催した八戸市社会福祉協議会・八戸市障がい者就労支援団体ネットワーク会議も非常に満足されたようで、うれしい限りです。(アンケート集計によると、満足、やや満足が100%という数値でした!)以下、参加者からの声を記します。
◎聞いていて楽しく、納得できました。
◎販売するためのコツをたくさん教えていただきました。冊子やオリマガを紹介していただいたので今後活用していきたいと思います。
◎コロナ前は、いくつかのイベントや販売会に参加しておりましたが、参考に出来ることが沢山ありました。また、イベント等に参加出来る機会があったら実践したいです。
◎まだまだ私たちにできる事はあると可能性を感じさせる内容でした。学ぶべき所がたくさんありました。
◎なんとなく知っているようで深くは理解していなかった販売手法や展開を改めて聞くことができてとてもタメになりました。工夫できるところを取り入れていきたいと思いました。
◎販売にはいろいろな工夫が必要で今度ためしてみたいと思ったことがたくさんあり、勉強になりました。ありがとうございました。
◎冊子(ナイスハートバザール成功のためのヒント)は様々なノウハウが集約されていてすばらしかった。若手の職員へ伝えていこうと思います。
◎「成功させるためのアイデア集」が参考になった。オリマガは実際作ってみたいと感じた。
◎ただ並べるだけでなく、買う側の目線や季節を考えることも大切だということがわかりました。楽しそうにお話されるので、楽しく聞くことができました。ありがとうございます。
等々、書き写しているだけで私も嬉しくなってしまいます。パレットの加瀬さんは1昨年末に病気で突然亡くなってしまったのだけど、天国でも聞いてくれたかなあ? きっとあちらでも彼女はまわりにモノを売りつけているに違いありません(笑)。彼女と一緒に仕事をしていたのは30年も昔のことだけど、やってきた実践を冊子の形でまとめるだけでなく、こうして講義で現職の皆さんにお話しできた(そして役に立つと言ってくれた)のが本当に嬉しいです。
この講義「福祉ハザー必勝法」は、「工賃向上に必要な5つのチカラ」に次ぐKプランニングオリジナルの実践講義として、今後も続けていきたいと考えています。リモートでもぜんぜん大丈夫なので、ぜひ各地からの要請をお待ちしていますよ。