古河藩の礎を築いた土井利勝についてまとめた記念碑的大作を弊社で制作することが出来ました。早川和見著「藩祖・土井利勝」です。「古河郷土史研究会」会報に何十年も前から連載していた論文をまとめたもの。著者の早川氏は、現代書館から出されている藩シリーズの「古河藩」を手がけるだけでなく、1993年には第18回郷土史研究賞「特別優秀賞」を受賞(新人物往来社主催)するほどの民間歴史研究者。
本書の構成は、次の通り。
第1章 藩祖利勝の生い立ち、家督相続について
第2章 利勝とその家族たち
第3章 利勝と大坂の陣
第4章 利勝、幕政に邁進す 第5章 利勝時代の城下絵図
さらに3つのカラー図版や、家臣名や禄高、地位などを記した分限帳を解析。当時の地図と合わせることで、重臣ほど城近くに住み、家臣の役職や入れ替わりなどがあったことを明らかにしています。
口絵①土井利勝時代「古河城絵図」
口絵②日本分国絵図「下総国古河城絵図」
口絵③土井利勝時代「下総国佐倉城絵図」
徳川家康に重宝され、その嫡男であったことを歴史文書からあきらかにするなど、本書が今後の土井利勝研究に与える影響は大きなものになることでしょう。ご購入ご希望の方には、弊社から発送を承っております。
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「藩祖・土井利勝」
B5版、344ページ、上製本
4,950円(税込)、送料600円(銀行振込手数料お客様負担)