3月19日には、水戸市障害者共同受発注センター主催の工賃向上研修会の講師を務めました。今回の研修会のメニューは、2時間の講義「工賃向上に必要な5つのチカラ」と1時間のグルーブワークがセット。約30施設もの全国の事例を紹介した後で、グループごとに5つのチカラの中から、1つのテーマを選択。そしてその感想や、自分たちの施設で何が取り入れられるのかを熱く議論してもらいました。
グループワークをセットで実施するのは初めての試みでしたが、参加者たちは非常に積極的に意見を語り合う姿が印象的でした。一方的に話を聞くだけでなく、その後で自分の考えをぶつけ合う相手がいることが重要なのかもしれません。
選択したテーマは「支援力」に集中するかと思われましたが、そんなことはありませんでした。自分たちの施設の参考になりそうな事例がたくさんあったので、むしろ1つのテーマに絞るのが難しかったという意見もありました。
グループワークというのは、ともすれば自分の施設紹介だけで時間が過ぎてしまうという例が多いと思います。今回、これだけ活発に皆さんが意見を語り合ってくれたのは、それだけ「工賃向上に必要な5つのチカラ」の講義が刺激的な内容だったといえるかもしれません。
「SNSやWEBサイトを活用した施設の広報戦略」とか、「障がい者アートを活用した施設のデザイン戦略」とか、「マスメディアを捕まえるための具体的なアプローチ手法」とか、「現在作っている商品を、どうやって売ればいいのか」とか、「福祉施設のアンバサダー戦略」等々。Kプランニングでは施設の事例紹介「工賃向上に必要な5つのチカラ」以外にも、実施してみたい研修メニューは盛りだくさんです。ぜひとも関係者の皆様、さまざまな研修プログラムについてのご相談をお待ちしております。