昨年度、全国社会就労センター協議会の工賃向上特別委員会の委員として参加したのをきっかけとして、各地から工賃向上に関する研修会の講師として声がかかるようになりました。大変有難いことです。
私にできるのは、これまで全国の障がい者施設を取材する中で見つけた好事例を紹介していくこと。しかし意外と他の施設の状況というのを、皆さんはご存じないようで、いろんなアプローチで運営している話をすると、とても興味をもって聞いてくださいます。
9月に決定している北海道社会就労センターに続いて、もう一つ岐阜県のセルプ支援センターの研修会にも呼ばれました。岐阜県の研修担当者は、セルプ支援センターから運営委託を受けているMan to Man Animo株式会社の林さん。彼は、昔、私が「ブレイブ・ワーカーズ」というインタビュー集の取材で会った、脳性小児麻痺の障がい者です。とても魅力的な青年でした。
彼はずっと私のFacebookを見てくれていたようで、新たに障がい者施設の研修担当になった時、「工賃向上・全国の好事例紹介」という企画を考えたくれたとのこと。「知り合い価格で講師をお願いできませんか?」という久しぶりのメールをいただき、とても感動しました。
現在まで250以上の施設を取材してきた知識を、多くの関係者に広めていくのは私の使命だと考えています。知り合いであってもなくても、施設関係者からのこうした依頼は大歓迎。全国どこへでも、講義に出かけて行く所存です。美味しいモノが食べられる地域であったら、さらに嬉しいのですがね(笑)。